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2026/10/13
エラ張りにマウスピースは効くのか|原因が筋肉か骨格かで変わります

「写真に写る自分のフェイスラインが四角く見える」「エラの張りが気になるけれど、骨を削る手術は考えられない」……。さらに調べていくと「エラ張りは食いしばりが原因のことがある」という説明にたどり着き、歯科で作るマウスピースで変わるのではないかと考える人もいるでしょう。
先に結論をお伝えします。ナイトガード(就寝時に使うマウスピース)は、咬筋を細くするための装置ではありません。歯を守ることが目的の装置です。
ただし、エラ張りの原因が食いしばりにあるなら、まったく無関係ということでもありません。そして最も重要なのは、エラ張りの原因が骨格にある場合、マウスピースでもボツリヌストキシン製剤でも変わらないという点です。
そのため、この記事では施術の紹介からではなく、まず「自分のエラは何が原因で張っているのか」を見分けるところから解説します。
この記事でわかること
- エラ張りの原因が筋肉か骨格かを見分ける目安
- マウスピースでエラは細くなるのか、という問いへの答え
- 切らずに選べる方法と、それぞれの費用・リスク
エラ張りの原因は大きく2つに分かれます

フェイスラインが四角く見える理由は、大きく分けて2つあります。原因によって選べるアプローチ方法が完全に異なります。
筋肉(咬筋)が発達しているタイプ
咬筋は、頬のエラ付近にある噛むための筋肉です。歯ぎしりや食いしばりを繰り返していると、この筋肉が繰り返し強く使われます。他の骨格筋と同様に、使用する頻度や受ける負荷に応じて筋肉が発達し、厚みを増す仕組みです。咬筋の厚みが増すことで、フェイスラインが張って見えることがあります。
骨格(下顎角)によるタイプ
下顎の骨は、耳の下あたりで角度をつけて曲がっています。この曲がり角の部分を下顎角と呼びます。この角度が張り出していたり、骨自体が横に広がっていたりすると、筋肉の状態に関係なくフェイスラインが四角く見えます。
骨格は、噛み方の癖では変わりません。マウスピースを使用しても、咬筋への注射を行っても、骨の形そのものは変化しません。
見分けの目安
診察をせずに確定することはできませんが、以下の点が判断の手がかりになります。
| 確認すること | 筋肉タイプに多い | 骨格タイプに多い |
|---|---|---|
| 奥歯を強く噛みしめたとき | えらの部分が硬く盛り上がる | 大きな変化がない |
| 朝起きたときの顎 | だるさ、疲れを感じることがある | 特に変わらない |
| 歯のすり減り | 進んでいることがある | 年齢相応 |
| 頬の内側 | 歯型のような白い線がつくことがある | 特になし |
| いつからか | 大人になってから気になり始めた | 子どものころからの輪郭 |
ただし、両方の要因が重なっている方も少なくありません。骨格的にやや張り出しているところに、食いしばりで咬筋も発達しているという状態です。この場合、筋肉へアプローチできても骨格部分は残ります。
自己判断はできません。実際の判定には、触診や必要に応じたレントゲン撮影での確認が必要です。
マウスピースでエラは細くなるのか

ここが、この記事でお答えしたい中心の問いです。
ナイトガードは歯を守る装置です
歯科で作るナイトガード(就寝時に使うマウスピース)の目的は、歯ぎしりや食いしばりで歯にかかる力を受け止め、歯のすり減りや破損を防ぐことです。
上下の歯の間に樹脂の層が入ることで、歯同士が直接ぶつからなくなります。強い力そのものを無くすわけではなく、力の受け止め方を変える装置です。
食いしばりが減れば、咬筋が使われる量は減ります
ナイトガードを使用することで噛みしめの癖が和らぐ場合、咬筋が強く使われる頻度は下がることが考えられます。筋肉は使われなければ発達しにくくなるため、間接的に咬筋の状態へ影響を与える可能性はあります。
ただし、これは確定的なものではありません。ナイトガードを装着していても噛みしめが続く場合や、装置に慣れるまでの間にかえって力が入ってしまう場合もあります。
ただし咬筋を直接細くする装置ではありません
まとめると、以下のようになります。
| 問い | 答え |
|---|---|
| ナイトガードは咬筋を細くする装置か | いいえ。歯を守る装置です |
| 食いしばりが減れば咬筋に影響するか | 可能性はありますが、確実ではありません |
| 骨格由来のエラ張りは変わるか | 変わりません |
| 咬筋に直接作用する方法はあるか | ボツリヌストキシン製剤療法があります |
「マウスピースでエラを細くする」という目的で装置を製作するのは、目的と手段が一致していません。一方で、食いしばりによる歯や顎への負担を軽減する目的であれば、ナイトガードは適した選択肢です。
「マウスピース」は大まかに分類すると2種類あります

インターネットで情報収集時に混同されやすい点として、歯科で「マウスピース」と呼ばれる装置には目的がまったく異なる2種類があります。
| ナイトガード | マウスピース矯正 | |
|---|---|---|
| 目的 | 歯ぎしり・食いしばりから歯を守る | 歯を動かして歯並びを変える |
| 装着する時間 | 主に就寝中 | 1日20時間程度が目安 |
| 交換のタイミング | 破損・摩耗したとき | 治療の進行に合わせて定期的に交換 |
| 当院の費用 | 11,000円(ハード/ソフト・自由診療) ※ | 450,000〜720,000円 |
| 治療期間 | — | 症例により異なる |
【費用・保険適用に関するご注意】
※「歯ぎしり・食いしばり」の治療を目的とするナイトガード作製は保険診療の対象となります。スポーツ用マウスピースや、セラミック・インプラント等の保護を主目的として作製する場合は自由診療(全額自己負担:約11,000円)となります。
エラ張りについて検索すると、矯正歯科による「マウスピース矯正で治療可能か」という解説記事も混在しています。しかし、歯並びを整えることと咬筋の張りを抑えることは別の問題です。
噛み合わせのバランスが極端に悪く、片側だけで噛む癖がついている場合、矯正治療が結果として咬筋の使われ方に影響を与える可能性はあります。ただし、それは「エラを細くすること」を目的とした矯正治療ではありません。
尚、診療で主に使用されるマウスピースは、目的によって以下の3つに分類されます。
1. ナイトガード(保険適用:約3,000円程度)
睡眠中の「歯ぎしり」や「食いしばり」から、歯や顎の関節を守るための装置です。
2. スプリント(保険適用:約5,000円程度)
顎関節症の治療を目的とし、顎の負担を軽減させるための装置です。
3. マウスピース矯正(自由診療)
透明な装置を使用して、段階的に歯並びを整える矯正治療です。
【当院で取り扱っているマウスピースについて】
当院では上記3種類に加え、「ホームホワイトニング用カスタムトレー」や「スポーツマウスピース」を含む、全5種類のマウスピース作製に対応しております。お悩みに合わせて最適な装置をご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。
食いしばりは、夜だけとは限りません
ナイトガードの機能を正しく理解するうえで、食いしばりが就寝中だけに起きるものではないという点も重要です。
日中、起きている間にも無意識に上下の歯を接触させ続けている状態があります。日本歯科医師会では、歯ぎしりや食いしばりを起きている時間帯も含めて以下のように分類しています。
寝ている時に起こる場合と、目覚めている時に起こる場合とにより、睡眠時ブラキシズムと覚醒時ブラキシズムとに分けられます。(中略)日中クレンチングや覚醒時に生じる上下歯列接触癖 (tooth contacting habit: TCH) とも言われている覚醒時ブラキシズムは、様々な条件に伴って獲得された習癖であると考えられています
出典:歯ぎしり(日本歯科医師会「テーマパーク8020」)
ここで重要なのは「獲得された習癖」とされている点です。生まれつきの体質ではなく、日常生活の中で後天的に身についた習慣であることを意味します。パソコン作業やスマートフォンの操作、家事や運転など、何かに集中している際に無意識に起きやすいとされています。
本来、上下の歯が接触するのは食事や会話、飲み込みの際など、1日のうちごくわずかな時間(計20分程度)です。しかし、作業に集中している間ずっと歯が触れ合っていると、咬筋は休むことなく稼働し続けることになります。
ナイトガードは就寝中に使用する装置のため、日中の接触癖には効果が及びません。夜間に装置を使用していても、日中に噛みしめを続けていれば、咬筋にかかる負荷を減らすことはできません。
日中の接触癖に気づく方法
以下のような状態に心当たりがある場合、日中に無意識の噛みしめを行っている可能性があります。
| 気づきのサイン | 内容 |
|---|---|
| 気づくと歯が接触している | ふと意識を向けた際、上下の歯が触れ合っている |
| 頬の内側に白い線がある | 歯の当たる位置に沿って線状の跡がついている |
| 舌の縁が波打っている | 歯に押しつけられた痕跡が残っている |
| 夕方になると顎が疲れる | 日中に咬筋を使い続けている可能性がある |
| 肩や首がこりやすい | 顎まわりの筋肉の緊張が波及している可能性がある |
日中にできること
日中の接触癖に対しては、装置ではなく「自身で気づいて歯を離す習慣づけ」が基本となります。本来、リラックスした状態では上下の歯はわずかに離れています。
- 目に入る場所(パソコンの画面周辺やスマートフォンの画面など)にシールなどで印をつけ、見るたびに歯が触れていないか確認する
- 歯が接触していたら、息を吐きながら顎の力を抜く
- 作業の合間に意識して顎を緩める時間をつくる
癖をすぐに無くすことは容易ではありませんが、気づく回数を増やしていくことが重要です。
なぜ食いしばりが起きるのか
食いしばりや歯ぎしりの背景には複数の要因が組み合わさっているとされており、単一の原因に特定できないケースが少なくありません。
日本歯科医師会の資料では、睡眠時ブラキシズムについて以下のように説明されています。
現在では、睡眠時ブラキシズムは多因子性であり、ストレス、性格、遺伝、セロトニン再取り込み阻害薬の服薬、飲酒、喫煙、特定の疾患(脳性麻痺などの中枢神経系の障害、睡眠呼吸障害)など、様々な因子が関与していることが報告されています。
出典:歯ぎしり(日本歯科医師会「テーマパーク8020」)
関与が指摘されている主な因子は以下の通りです。
- ストレス
- 性格
- 遺伝
- セロトニン再取り込み阻害薬の服薬
- 飲酒
- 喫煙
- 特定の疾患(中枢神経系の障害、睡眠呼吸障害など)
また、一般的によく言われる「噛み合わせの悪さが原因」という説について、同資料では以下のように言及されています。
咬合異常がブラキシズムの原因とする科学的根拠は実証されていません。
出典:歯ぎしり(日本歯科医師会「テーマパーク8020」)
噛み合わせを整えれば必ず歯ぎしりが治るとは言えません。一方で、覚醒時の歯列接触癖(TCH)については「獲得された習癖」とされているため、意識して離すトレーニングが有効なアプローチとなります。
エラ張りの相談をきっかけに、こうした背景要因が見つかることもあります。表面的な見た目の変化だけを追求すると、根本的な要因が放置されたままになるリスクがあります。
市販のマウスピースについて
薬局やインターネット等で購入できる簡易的なマウスピースも存在し、費用を抑える目的で検討される方がいます。
しかし、自己判断での使用には慎重な検討が必要です。
| 懸念される点 | 内容 |
|---|---|
| 噛み合わせの調整ができない | 市販品は個人の歯列に合わせて精密に作られていないため、特定の歯だけに過度な負担が集中するおそれがあります |
| 厚みが適していない | 装置の厚みは噛み合わせの位置に影響を与えます。不適切な厚みは顎関節への負担につながる可能性があります |
| 問題の発見が遅れる | すでに歯の磨耗や被せ物の破損が生じていても、歯科医師による診察を受けないまま使い続けてしまう懸念があります |
歯科医院で製作するナイトガードは、個人の歯型を採取し、噛み合わせを精密に確認・調整した上で製作します。装着後も定期的に噛み合わせの当たり具合を確認します。
市販品が一概に有害というわけではありませんが、エラ張りや食いしばりの改善・予防を目的とする場合は、まず原因を医療機関で特定してから選択することが適切です。
切らずに選べる方法を整理します

エラ張りが気になる場合に、当院でご相談いただける方法は3つあります。それぞれ目的やアプローチが異なります。
ナイトガード|歯と顎への負担を減らす
就寝中に装着し、歯にかかる力を受け止めます。歯のすり減りや詰め物の破損を防ぐことが主な目的です。咬筋の張りを直接減らす装置ではありません。
- 費用:11,000円(ハード/ソフト・自由診療)
※保険適用内のため、負担額が状況により異なります。
- 起こりうること(リスク・副作用) :装着時の違和感、装置の内側が汚れることによるむし歯のリスク、破損
ボツリヌストキシン製剤療法|咬筋の力を弱める
咬筋にボツリヌストキシン製剤を注射し、筋肉が強く収縮する力を一時的に弱めます。咬筋の発達がエラ張りの主な原因である場合、この方法が直接的に作用します。
- 費用:スタンダード(40単位)初回15,840円/プレミアム(80単位)初回19,360円/2回目以降19,800円〜(自由診療)
- 効果の出方:一般に注射後2〜3日で現れ始め、1〜2週間でピークに達します。咬筋の張りの変化が実感できるまで1か月程度かかる場合もあります
- 持続期間:3〜6か月程度とされ、個人差があります。効果を維持するには繰り返しの施術が必要です
- 起こりうること(リスク・副作用):内出血、腫れ、痛み、一時的に噛む力が弱まる感覚、左右差など
- 使用する製剤と承認されている効能・効果について:2026年8月時点で、「65歳未満の成人における咬筋膨隆」を効能・効果として国内承認されている製剤があります。それ以外の製剤を咬筋に使用する場合や、承認された効能・効果と異なる目的で使用する場合は、承認範囲外の使用にあたります。その場合、医療機関には「承認された効能・効果の範囲外の使用であること」「入手経路等」「国内の承認医薬品等の有無」「諸外国における安全性等に係る情報」の説明が求められます(出典:医療広告ガイドラインに関するQ&A(厚生労働省))。当院で使用している製剤と承認状況については、施術前の事前説明時にご確認ください。
脂肪溶解療法|フェイスラインの脂肪に働きかける
フェイスラインの皮下脂肪に対して行う施術です。筋肉や骨格には作用しません。脂肪が原因でフェイスラインが丸く、あるいは重く見えている場合の選択肢です。
- 費用:16,500円/10cc 〜(自由診療)
- 起こりうること(リスク・副作用):腫れ(数日〜1週間)、内出血(1〜2週間)、痛みなど
- 備考:使用する薬剤には日本国内で未承認のものが含まれる場合があります。施術前に使用薬剤についてご確認ください。
3つの比較
| ナイトガード | ボツリヌストキシン製剤療法 | 脂肪溶解療法 | |
|---|---|---|---|
| 作用する対象 | 歯(力の受け止め方) | 咬筋(筋肉の力) | 皮下脂肪 |
| エラ張りへの作用 | 間接的・不確実 | 直接的 | 脂肪が原因の場合のみ |
| 費用 | 11,000円(自由診療) ※ | 15,840円〜(自由診療) | 16,500円〜(自由診療) |
| 効果の持続 | 装着している間 | 3〜6か月程度(個人差あり) | 個人差があります |
| 繰り返しの要否 | 破損時に作り直し | 必要 | 複数回必要とされる場合あり |
※原則として自由診療(保険適用外)です。ただし、ナイトガードは「歯ぎしり」の治療目的である場合に限り、保険適用となります。 また、効果の程度には個人差があり、期待どおりの変化が得られない場合があります。
骨格が原因の場合について
冒頭でお伝えした通り、下顎角の張り出しなど骨格に原因がある場合、上記3つの施術ではフェイスラインの変化は期待できません。
骨格そのものを整える治療は、外科的切除を伴う美容外科・口腔外科の領域となります。当院では骨切除等の外科手術は対応しておりません。
ただし、外科的手術は身体への侵襲が大きく、ダウンタイムやリスクも伴います。「エラが気になる」という理由だけで手術を検討する前に、まず原因が本当に骨格にあるのかを確認することをおすすめします。
診察の結果、筋肉の影響が大きいと判断できれば、切らない方法で変化が期待できる場合があります。骨格由来と分かれば、効果の見込めない施術に費用をかけるリスクを避けられます。
食いしばりを放置した場合に起こりうること
エラの見た目とは別に、食いしばりそのものが歯や顎に負担をかけていることがあります。
| 起こりうること | 内容 |
|---|---|
| 歯のすり減り | 噛み合わせの面が平らに摩耗していきます |
| 詰め物・被せ物の破損 | 欠けたり外れたりしやすくなります |
| 歯や歯根のヒビ | 抜歯が必要になる場合があります |
| 知覚過敏 | エナメル質の磨耗により冷たいものがしみやすくなります |
| 顎関節の症状 | 口が開けにくくなる、顎関節から音が鳴るなどの症状が生じます |
| 肩こり・頭痛 | 顎周囲の咬筋や側頭筋の緊張が影響することがあります |
これらは必ず発生するわけではありませんが、見た目のご相談で受診された際に歯の磨耗が発見されるケースは少なくありません。エラの相談は、お口の中の状態を確認するきっかけにもなります。
受診したときに確認するとよいこと
はじめて相談される際、次のことを聞いておくと判断しやすくなります。
| 質問 | 何が分かるか |
|---|---|
| エラ張りは筋肉と骨格のどちらが主な原因ですか | 適用できる治療選択肢が明確になります |
| 噛みしめの痕跡や歯のすり減りはありますか | 無意識の食いしばりの有無が分かります |
| 検討中の方法でどの程度の変化が期待できますか | 治療に対する期待値を適切に調整できます |
| 治療にかかる総額費用はいくらですか | 自由診療のため事前に明確な費用の把握が必要です |
| 効果の維持にはどのくらいの頻度で通院が必要ですか | 継続的な施術やメンテナンスの必要性が分かります |
エラ張りの改善効果や変化の程度には個人差があり、原因によっては期待通りの変化が得られない場合もあります。断定的な説明を受けた際は注意深く確認することをおすすめします。
よくある質問
Q. 市販のマウスピースでもエラは細くなりますか。
A. ナイトガードは咬筋を細くする装置ではないため、市販品でも同様です。加えて、市販品はお口の形に合っていない場合が多く、特定の歯へ過度な負担が集中するリスクがあります。
Q. ボツリヌストキシン製剤の注射をやめたら元に戻りますか。
A. 効果は一時的です。時間の経過とともに製剤の作用が薄れ、咬筋の動きは元に戻ります。効果の維持を希望される場合は定期的な再施術が必要です。
Q. どのくらいで変化がわかりますか。
A. ボツリヌストキシン製剤療法の場合、一般に注射後2〜3日で効果が現れ始め、1〜2週間でピークを迎えます。咬筋の張りの変化が外見上確認できるまでには1か月程度かかる場合もあります(個人差があります)。
Q. ボトックスは保険は使えますか?(ボツリヌストキシン製剤の注射)
A. エラ張りの改善など審美目的の施術は自由診療(保険適用外)となります。なお、ナイトガードについては「歯ぎしり・咬傷の治療目的」として保険が適用される場合があります。適用の可否は診察の上で判断します。
Q. 妊娠中でも受けられますか。
A. ボツリヌストキシン製剤療法は、妊娠中・授乳中の方、および妊娠を計画されている方は受けられません。ナイトガードの作製については診察時にご相談ください。
まとめ
- エラ張りの原因は「筋肉(咬筋)」と「骨格(下顎角)」に大別され、アプローチ法が異なります
- ナイトガードは咬筋を細くする装置ではなく、歯や顎関節を保護するための装置です
- 食いしばりが減れば咬筋への負荷は減りますが、確実な減量効果を保証するものではありません
- 咬筋の動きを抑制して直接アプローチする方法にはボツリヌストキシン製剤療法があります
- 骨格が原因の場合、切らない施術(マウスピースやボツリヌストキシン製剤等)での変化は期待できません
- 「ナイトガード(保護)」と「マウスピース矯正(歯移動)」は目的が異なる別の装置です
エラ張りにお悩みの方は、まずご自身の原因を正確に把握することをおすすめします。当院の歯ぎしり診療ページ、美容診療ページ、料金案内もあわせてご確認ください。ご相談は問い合わせフォームより承っております。
参考文献
- 歯ぎしり(日本歯科医師会「テーマパーク8020」)
- 医療広告ガイドラインに関するQ&A(厚生労働省)