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2026/10/14

ホワイトニングの費用|種類別の相場と、価格差が生まれる理由

ホワイトニングの種類別の費用相場と、価格差が生まれる理由を解説する記事のアイキャッチ画像

ホワイトニングを調べ始めると、まず戸惑うのが価格の幅です。1万円台の案内もあれば、10万円を超えるものもあります。同じ「ホワイトニング」という名称でありながら、なぜここまで金額が異なるのでしょうか。

ホワイトニングは自由診療のため、価格は各歯科医院が独自に設定しています。ただ、価格差を生む理由は単純な質の良し悪しだけではありません。主に「どの範囲に、何回、何を含めて行うか」という条件の違いが大きく影響しています。

この記事では、種類ごとの費用相場を整理したうえで、なぜ価格差が生まれるのかを詳しく解説します。相場を見るだけでなく、実際の総額を正しく判断するための参考にしてください。

この記事でわかること

  1. 種類別の費用相場
  2. 同じ「オフィスホワイトニング」でも価格に幅がある理由
  3. 追加費用が発生する条件

種類別の費用相場

まずは全体の費用相場です。ホワイトニングは、行う場所や使用する薬剤・器具によって大きく4つに分けられます。

種類費用の相場行う場所
オフィスホワイトニング10,000〜70,000円歯科医院
ホームホワイトニング8,000〜40,000円自宅(歯科医院で装置を作製)
デュアルホワイトニング50,000〜100,000円歯科医院+自宅
セルフホワイトニング数千円〜サロン等・自宅

※デュアルホワイトニングとはオフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用したホワイトニングのことを言います

オフィスホワイトニングだけでも、最安値と最高値で大きな開きがあります。この価格差が生じる詳細な理由は次の章で解説します。

なお、セルフホワイトニングは他の3つとは性質が大きく異なります。医療機関ではないサロン等では、歯科医院で扱う医薬品(過酸化水素や過酸化尿素など)を使用できません。そのため、使用できる成分の違いから、歯の表面に付着した着色汚れ(ステイン)を落とすにとどまり、歯そのものを漂白して本来の色より白くすることはできません。安価に見えても目的が異なる施術であることを理解しておく必要があります。


そもそも、なぜ医院ごとに価格が違うのか

保険診療は国が点数を定めるのに対し、自由診療は各医療機関が価格を決めるため、医院ごとに金額が異なることを示した対比図

価格差の理由を確認する前に、診療制度の前提を押さえておくことが大切です。

健康保険が適用される治療(保険診療)では、処置ごとの費用(点数)が国によって一律で定められています。そのため、どの歯科医院で受けても、同じ内容であれば患者様の自己負担額は原則同じです。

一方、ホワイトニングは審美目的の治療であり、自由診療(保険適用外)に該当します。自由診療では、各医療機関が独自に価格を設定できるため、国が定めた基準額はありません。

そのため、同じ「オフィスホワイトニング」という名称であっても医院ごとに費用が異なります。これは制度上の仕組みによるものであり、価格が高いから優れている、安いから劣っているとは一概に言えません。

比較する際は、提示されている金額にどのような内容が含まれているかを揃えて確認することが重要です。

保険診療自由診療(ホワイトニング)
処置ごとの点数が国の基準で定められている各医療機関が価格を決める
どこで受けても患者負担額は原則同じ医院ごとに金額が異なる
治療の内容も基準に沿う含まれる内容も医院ごとに異なる

「含まれる内容も医院ごとに異なる」という点が重要です。表面的な金額だけを比べても、提供されるサービスや回数・範囲が異なっていれば適切な比較にはなりません。


なぜ同じ「オフィス」でも価格に幅があるのか

ホワイトニングの価格を決める4つの要素として、施術する範囲・回数・クリーニングの有無・ホーム併用の有無を示した図

同じ名称の施術であっても価格に差が生じる場合、主に以下の4つの要素(またはその組み合わせ)が異なっています。

施術する範囲

薬剤を塗布し、照射を行う範囲と照射回数によって費用は変わります。 上下の前歯のみを対象とする場合と、笑った際に見える奥歯近くまで広く照射する場合とでは、使用する薬剤の量も施術時間も異なります。 「1回○万円」という表示を見る際は、それがどの範囲を指しているのかを確認することが重要です。範囲の条件が揃っていなければ、金額だけの比較は成り立ちません。

回数

1つのコースが何回の施術で構成されているかも、総額を左右する大きな要因です。 ホワイトニングは1回でご希望の白さに達する場合もあれば、複数回に分けて段階的に白くしていく場合もあります。回数が増えれば、その分だけ薬剤費や処置時間が加算されます。

含まれる処置

見落とされやすいポイントが施術前の事前処理です。ホワイトニングを行う前にクリーニング(歯石や表面の着色除去)を行うかどうかで費用が変わります。 歯の表面に汚れが残っていると薬剤が均一に作用しにくくなるため、事前のクリーニングを行うことが推奨されます。これが基本料金に含まれているか、別料金なのかによって総額が変動します。 また、クリーニングが「全顎(すべての歯)」対象か「見える範囲のみ」かによっても内容と価格が異なります。

ホームを併用するか

歯科医院での施術に加え、自宅で使用するマウスピースやホーム用薬剤がセットになっているかどうかでも費用は変わります。セットにすることで費用は上がりますが、オフィスホワイトニング単独よりも色の後戻りが遅くなり、白さを長期間維持しやすくなります。


当院のコースと料金

当院では、目的や範囲に応じた4つのコースをご用意しています。

当院のコースと料金に関する図

当院では4つのコースをご用意しています。それぞれ含まれる内容が違います。

コース費用回数含まれる内容種類
エメラルド31,000円全2回オフィス(上下前歯)/光照射5分×3回×全2回オフィス
シルバー70,000円全3回オフィス(上下前歯)/光照射5分×3回×全3回/初回後リップエステオフィス
ゴールド115,000円全3回初回に全顎クリーニング(歯石除去含む)/オフィス(ライトが当たる範囲)/光照射5分×3回×全3回/ホームホワイトニング 目安2週間/初回後リップエステデュアル
ルビー(1Dayコース)スペシャル43,000円/ベーシック25,500円/トライ16,500円各1回スペシャル:施術前の全顎クリーニング・SC/オフィス(ライトが当たる範囲)/光照射10分×3回/施術後のリップエステ ベーシック:オフィス(上下前歯)/歯面フッ素コーティング/光照射5分×3回 トライ:オフィス(上下前歯)/光照射5分×2回オフィス

※すべて自由診療(保険適用外)・税込です。

エメラルド・シルバー・ゴールドの違いを、価格の要素で見る

先ほど挙げた要素に当てはめると、各コースの違いが明確になります。

エメラルドシルバーゴールド
施術範囲上下前歯上下前歯ライトが当たる範囲
回数全2回全3回全3回
クリーニングなし なし 全顎(歯石除去含む)
ホーム併用なし なし あり(目安2週間)

ゴールドが115,000円(税込)である理由

デュアルホワイトニングの一般的な相場は50,000〜100,000円程度ですが、当院のゴールドコースはこの相場の上限を超える価格設定となっています。 その理由は、初回に「全顎クリーニング(歯石除去含む)」が含まれている点と、施術範囲が上下前歯だけでなく「ライトの当たる広範なエリア」である点、さらにご自宅用のホームホワイトニング一式が含まれている点にあります。

単に歯を白くする処置だけでなく、お口全体の環境を整えるクリーニングと持続性を高めるホームケアをすべて含めたパッケージ価格となっています。そのため、すでにクリーニングを終えている方や前歯のみの白さを希望される方は、エメラルドコースやシルバーコースが適しています。


追加費用は発生するのか

ホワイトニングの前に治療が必要になる場合として、むし歯・歯周病・歯石・詰め物の劣化の4つを示した図

自由診療を受ける際、「提示された金額以外に追加費用がかかるのではないか」という点は気になる部分です。 コース自体の料金は確定しておりますが、ホワイトニングを開始する前にお口の状態によって別途治療が必要となる場合があります。

ホワイトニング前に治療が必要になる場合

状態どうなるか
むし歯があるホワイトニング剤の刺激による痛みを防ぐため、事前に治療を行います
(自費治療or保険治療)
歯周病がある歯ぐきに炎症があると薬剤がしみやすいため、消炎治療を優先します(保険診療)
歯石が多く付着 している薬剤のムラを防ぐため事前除去が必要です(歯周病の治療として保険診療での対応が可能です)
詰め物・被せ物が劣化している薬剤の侵入や破折を防ぐため、事前にやり替えをご提案する場合があります。

これらはホワイトニング自体の追加料金ではなく、お口の健康を守るための「事前治療費用」となります。多くの場合は保険診療の範囲で対応可能ですが、その分だけホワイトニング開始までの通院回数や期間が伸びることになります。特定の期日までに歯を白くしたいご希望がある場合は、余裕を持った受診をおすすめします。

後戻りしたときの再施術

ホワイトニングの効果は永続的なものではありません。時間の経過や生活習慣(飲食・喫煙等)により、徐々に元の色へと戻っていきます(色の後戻り)。 再度白さを取り戻すために再施術を受ける場合は、改めて費用が発生します。当院ではメンテナンスや再施術の料金についても初回の診察・カウンセリング時にご案内しております。


保険は使えるのか

ホワイトニングは審美性の向上を目的とした施術であり、病気やケガの治療ではないため、健康保険は適用されません。全額自己負担の自由診療となります。

医療費控除の対象になるか

医療費控除は、1年間に支払った医療費が一定額を超えた場合に所得控除を受けられる制度です。 国税庁の指針によると、容貌を美化するための施術や審美目的の治療費用は医療費控除の対象外とされています。したがって、ホワイトニング費用自体は医療費控除の対象にはなりません。 ただし、ホワイトニング前に行うむし歯治療や歯周病治療などの「治療目的の費用」は対象となります。そのため、領収書は大切に保管しておいてください。個別の具体的な判断については、管轄の税務署へご確認ください。


費用を考えるときに、一緒に見ておきたいこと

金額だけで各院を比較すると、重要なポイントを見落としてしまうことがあります。事前に以下の点も考慮しておくと確実です。

白さの持続期間と、維持にかかる費用

ホワイトニング効果は一度の施術で永久に続くわけではありません。時間の経過とともに少しずつ後戻りするため、「単発の1回の施術費用」だけでなく「白さを維持するために年間でかかる費用」という視点で考えることが大切です。

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用するデュアルホワイトニングは、歯の深部までじっくりと作用させるため、色の後戻りが遅く白さを長期間維持しやすい特長があります。初期費用は高くなりますが、再施術の間隔が延びるため、長期的には総費用が抑えられる場合もあります。

詰め物・被せ物がある場合

ホワイトニング薬剤で白くできるのは、ご自身の天然歯のみです。過去に治療した詰め物や被せ物、レジン(プラスチック)、差し歯の色を変えることはできません。

そのため、前歯など目立つ部分に人工物がある場合、周りの天然歯が白くなることで人工物の色が浮いて見えてしまうケースがあります。その場合は人工物の再作製(やり替え)が必要となり、別途治療費が発生します。

当院では審美修復(自費診療の被せ物)も取り扱っており、オールセラミックは132,000円(税込)、ジルコニアは99,000円(税込)となります。ホワイトニングと修復治療をあわせて検討される場合は、施術の順序や色合わせを含めてカウンセリング時にご相談ください。

※詳細は「ホワイトニングのデメリット・注意点に関する解説記事」もあわせてご覧ください。


金額を見た時に確認したいこと

複数の歯科医院を比較・検討する際は、以下の8項目について条件を揃えて確認すると、同じ基準で正確に比較できます。

確認することなぜ必要か
施術する範囲はどこまでか上下前歯のみか、奥歯の近くまで広範囲かによって内容と価格が変わります。
コースは全何回か1回あたりの表面的な価格ではなく、ゴールまでの総額で比較するためです。
クリーニングは含まれるか基本料金に含まれない場合、事前に別途費用が発生することがあります。
クリーニングの範囲はどこまでか 全顎(すべての歯)か、見える範囲のみかによって処置内容が異なります。
ホームホワイトニングは含まれるか含まれる場合、マウスピース作製費や専用薬剤の代金が含まれています。
薬剤の追加購入が必要になるかホームホワイトニングの期間を延長する場合の追加費用を確認するためです。
事前に治療が必要か・費用はいくらか むし歯や歯周病がある場合、ホワイトニング前に保険診療費用がかかります。
後戻りした場合の再施術費用はいくらか 白さを長期維持するためのメンテナンス費用の見通しを立てるためです。

この8項目を提示・確認することで、一見安く見えるプランと高く見えるプランの実際の負担額の違いを正しく把握できます。極端に安価な表示がされている場合は、含まれる施術範囲や回数が限定されている可能性が高いため、契約前に含まれない項目をしっかり確認することが重要です。


費用とあわせて確認したいリスク

ホワイトニングは自由診療(保険適用外)の施術です。費用面だけでなく、事前に以下のリスクや注意点を理解したうえでご検討ください。

治療内容:歯の表面に専用のホワイトニング剤を塗布・照射し、歯の内部にある着色物質を分解・漂白することで、歯本来の色を明るく整える施術です。

リスク・起こりうること

  • 施術中・施術後の知覚過敏:薬剤の刺激により、一時的に歯がしみたり痛んだりすることがあります。
  • 色ムラの発生:歯の質や状態により、一時的に白さのムラが生じることがあります。
  • 人工物の変色・不変:詰め物・被せ物・差し歯などの人工物は白くなりません。
  • 効果の個人差:到達できる白さや変化のスピードには個人差があります。
  • 色の後戻り:時間の経過や食生活(色素の濃い飲食・喫煙等)により、徐々に元の色へ戻ります。後戻りも個人差があります。
  • 施術後の飲食制限:施術直後は着色しやすいため、一定時間の食事・嗜好品の制限が必要です。
  • 事前治療の必要性:むし歯や歯周病がある場合は、安全のため事前治療を優先します。
  • 妊娠中・授乳中の配慮:妊娠中・授乳中の方への施術は、原則として控えさせていただくか診察のうえ慎重に判断します。

よくある質問

Q. 一番安いコースでも白くなりますか?

A. 一番安いのは、1Dayのルビーコースのトライコース(16,500円・1回)です。上下前歯にオフィスホワイトニングを行います(光照射5分×2回)。変化の度合いはもともとの歯の質や色調によって個人差がございますので、ご希望のトーンについて事前の診察・カウンセリングにてご相談ください。

Q. コース料金以外にお金はかかりますか?

A. ホワイトニングコース自体の料金は確定しておりますが、診察時にむし歯や歯周病が見つかった場合は先に治療を行うため、別途保険診療等の費用がかかります。

Q. 分割払いはできますか?

A. クレジットカードの使用は可能です。詳細はお問い合わせ窓口または受付にてご確認ください。(デンタルローンは対象外です)

Q. セルフホワイトニングのほうが安いのに、なぜ歯科医院で受けるのですか?

A. 目的と使用できる成分が異なります。医療機関ではないサロン等のセルフホワイトニングでは医薬品(過酸化水素等)を使用できないため、歯の表面に付着したステインを落とすにとどまり、歯そのものを漂白することはできません。歯科医院では過酸化水素等の医薬品を用いて歯の内側から白く変える施術を行います。

Q. 事前の治療にはどのくらいの期間がかかりますか?

A. お口の状態によります。軽度の歯石除去のみであれば短期間で終了しますが、むし歯治療や歯周病の消炎処置が必要な場合は複数回の通院が必要となります。イベント等の期日がある方は余裕を持ってご相談ください。

Q. 効果はどのくらい続きますか?

A. 生活習慣(飲食・喫煙の有無)や歯の質により個人差があります。色の後戻りが気になり始めたタイミングで、タッチアップ(再施術)やホームケアを行うことで白さを維持できます。

Q. 妊娠中でも受けられますか?

A. 妊娠中・授乳中の方への安全性を考慮し、当院では診察のうえ判断させていただいております。該当される方は必ず事前に医師・スタッフへお申し出ください。


まとめ

  • ホワイトニングの価格差を生む主な要因は、施術範囲・回数・事前に含まれるクリーニング・ホームホワイトニング併用の有無です。
  • 相場目安は、オフィス10,000〜70,000円/ホーム8,000〜40,000円/デュアル50,000〜100,000円程度です。
  • 当院のコースは、エメラルド(31,000円・全2回)/シルバー(70,000円・全3回)/ゴールド(115,000円・全3回)と、1Dayのルビー(16,500〜43,000円・1回)をご用意しています。
  • ゴールドコースは全顎クリーニングとホームホワイトニング一式が含まれる包括的なパッケージのため、一般的な相場上限を超える設定となっています。
  • ホームホワイトニングは単独でも選択可能です。
  • むし歯や歯周病がある場合は事前治療が必要となり、別途費用(主に保険診療)が発生します。
  • ホワイトニングは審美目的の自由診療であり、健康保険適用外および医療費控除の対象外となります。

具体的な料金プランは料金案内ページ、詳しい施術内容につきましてはホワイトニングのページをご覧ください。ご不明な点やご相談はお問い合わせフォームより承っております。


監修者

院長:國分 直樹(こくぶん なおき)


参考文献


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