アイコンWEB予約RESERVATION
WEB予約
0248-94-8273
お知らせ お知らせ

Information

2026/10/14

ホワイトニングのデメリット|白くならない歯と、受ける前に確認したいこと

ホワイトニングのデメリットと、白くならない歯があることを解説する記事のアイキャッチ画像

「歯が痛む」「歯に悪い」。ホワイトニングを調べていると、こうした書き込みに行き当たります。せっかく前向きに考えていたのに、手が止まってしまった方もいらっしゃると思います。

本記事では、ホワイトニングの良い面だけでなく、事前に知っておくべきデメリットや注意点を包み隠さずお伝えします。

そして最初にお伝えしておきたいのは、しみることよりも先に確認すべきことがある、という点です。ホワイトニングで白くできるのは、ご自身の歯の内部の色だけです。詰め物や被せ物、差し歯は白くなりません。

これは「デメリット」というより、そもそも自分の歯で受けられるのかという適応の問題です。ここから始めます。

この記事でわかること

  1. ホワイトニングで白くならない歯があること
  2. しみる・色ムラ・後戻りが起きる理由
  3. 受けられない場合と、慎重に判断すべき場合

ホワイトニングで白くならない歯があります

ホワイトニングでご自身の歯は白くなるが、詰め物や被せ物などの人工物は白くならないことを示した対比図

詰め物・被せ物・差し歯は白くなりません

ホワイトニングの薬剤は、歯の内部にある着色の原因物質に作用します。人工の材料には、この作用が及びません。

つまり、次のものは色が変わりません。

対象白くなるか
ご自身の歯(天然歯)変わります
保険の白い詰め物(コンポジットレジン)変わりません
セラミックの詰め物・被せ物変わりません
金属の被せ物変わりません
差し歯変わりません
入れ歯の人工歯変わりません

人工物が多い方は、施術後に色の差が出ます

ここが実際の困りごとになります。

前歯に詰め物や被せ物がある方の場合、周りのご自身の歯だけが白くなります。その結果、施術前は目立たなかった人工物が、かえって浮いて見えることがあります。

「白くしたら、逆に前より気になるようになった」という状態です。これは施術の失敗ではなく、構造上そうなるものです。

だからこそ、順番の相談が必要です

先にホワイトニングを行い、白さが決まってからその色に合わせて被せ物を作るという順番を示した図

人工物がある方がホワイトニングを検討する場合、選択肢は次のようになります。

選択肢内容
ホワイトニングのみ行う人工物との色の差が出ることを了解したうえで行います
先にホワイトニング、その後に人工物を作り替える白くなった歯の色に合わせて作ります
人工物を作り替えない色の差が気になる場合は、ホワイトニングを見送る判断もあります

逆の順番、つまり先に人工物を作ってからホワイトニングを行うと、色が合わなくなります。人工物の色は後から変えられないためです。

当院では自費の被せ物も扱っており、オールセラミックは132,000円(税込)、ジルコニアは99,000円(税込)です。どちらを先に行うかで結果が変わりますので、両方をお考えの場合は最初にご相談ください。


しみる(知覚過敏)が起きることがあります

しみる(知覚過敏)が起きることがありますに関する図

なぜしみるのか

ホワイトニングの薬剤は、歯の表面から内部へ浸透して作用します。この過程で、歯の神経に近い部分が一時的に刺激を受けることがあります。

その結果、冷たいものがしみる、風が当たるとしみる、といった症状が出ることがあります。多くは一時的とされていますが、感じ方には個人差があります。

しみやすい方の特徴

次に当てはまる方は、症状が出やすいとされています。

該当する状態理由
もともと知覚過敏がある施術で症状が強く出ることがあります
歯ぐきに炎症がある(歯周病)薬剤がしみたり、歯ぐきがただれたりしやすくなります
歯の根元が露出しているエナメル質に覆われていない部分は刺激を受けやすい状態です
歯にひびが入っている薬剤が内部に入りやすくなります
歯ぎしり・食いしばりがある歯の表面がすり減っていることがあります

そのため、歯周病などの炎症がある場合は、ホワイトニングに先立って治療を行います。

どのくらい続くのか

多くの場合、知覚過敏の症状は施術後数時間から数日で自然に落ち着きます。ただし、症状が続く場合や強い場合は、我慢せずご連絡ください。施術の間隔をあける、薬剤の濃度や作用時間を調整するといった対応が可能な場合があります。


期待した白さにならないことがあります

しみることよりも、実際に不満につながりやすいのがこの点です。

到達できる白さには個人差があります

ホワイトニングは、もともとの歯の色を明るくしていく処置です。真っ白な状態を作り出すものではありません。

歯の色は、表面のエナメル質とその内側にある象牙質の組み合わせで決まります。象牙質の色やエナメル質の厚みは一人ひとり異なるため、同じ薬剤や回数で施術を行っても、白くなりやすさや到達する白さには違いが生じます。

影響する要素内容
もともとの歯の色出発点が人によって違います
エナメル質の厚み薄いと内側の色が透けやすくなります
象牙質の色加齢とともに濃くなる傾向があります
変色の原因加齢によるものか、薬剤によるものかで変わります
回数回数を重ねるほど変化は大きくなる傾向があります

「芸能人のような白さ」を基準にしない

写真や広告で見る白さは、照明や画像処理の影響を受けています。それを目標に設定すると、実際の変化が十分でも満足できないという結果になりがちです。

目標を事前に共有しておくこと

不満を避けるために有効なのは、施術前に目標を言葉ではなく「色」で共有しておくことです。

歯科医院では、歯の色を段階的に示した見本(シェードガイド)を使って、現在の色と目標の色を確認できます。「白くしたい」という言葉だけでは、患者さんと歯科医師が思い描く白さがずれることがあります。

施術前と施術後の色を、同じ見本で確認する。これだけで「変わったのかどうか分からない」という状態は避けられます。


時間と手間がかかります

見落とされやすい負担です。

通院が必要です

オフィスホワイトニングは、1回の施術に1〜2時間程度かかります。当院のオフィスホワイトニングコース(1Dayコースは1回、ほかは全2回または全3回)では、施術回数分の通院が基本となります。

加えて、むし歯や歯周病がある場合は、先にその治療の通院が加わります。予定がある方は、逆算して早めにご相談ください。

ホームホワイトニングは自己管理が必要です

ホームを併用する場合、毎日1〜2時間程度の装着を継続する必要があります。

必要になること内容
毎日の装着決まった時間の確保が必要です
マウスピースの洗浄使用後に洗い、乾燥させます
薬剤の管理保管方法の指示に従う必要があります
装置の保管変形を避けるため、高温の場所を避けます

続けられなければ、期待した変化は得られません。ご自身の生活のなかで続けられるかどうかを、事前に考えておいてください。


色ムラが出ることがあります

起きる理由

歯は、場所によって厚みや構造が異なります。歯の先端は薄く、根元に近い部分は厚いという違いがあります。

そのため、同じ薬剤を同じ時間作用させても、部位によって色の変わり方に差が出ることがあります。とくに施術の直後は、白さにムラを感じることがあります。

また、もともと歯にホワイトスポット(白い斑点)がある方の場合、その部分が施術後に一時的に目立つことがあります。

多くは時間の経過とともに落ち着くとされていますが、気になる場合は担当の歯科医師にご相談ください。


施術後の色は少しずつ元に戻ります

いつごろから戻るのか

永続する方法はありません。ホワイトニングで得た白さは、時間の経過とともに少しずつ戻ります。

戻る速さには個人差があり、次のような要因が関わります。

要因内容
飲食の習慣コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレーなど着色しやすいものの頻度
喫煙ヤニの付着により着色しやすくなります
施術の方法ホームを併用したほうが持続しやすいとされています
もともとの歯の色個人差があります

具体的にいつから戻り始めるかは、これらの要因によって変わります。

戻りを遅らせるためにできること

  • 着色しやすい飲食物の後は、水で口をゆすぐ
  • 定期的にクリーニングを受ける
  • ホームホワイトニングを併用する

いずれも戻りを遅らせるもので、止めるものではありません。


施術後に食べ物の制限があります

ホワイトニング直後は、歯の表面を保護している膜(ペリクル)が一時的に剥がれるため、通常よりも色素が付きやすい状態になります。

そのため、施術後の一定時間は、色の濃い飲食物を控えるよう案内されるのが一般的です。

控えることが案内される例
飲み物コーヒー、紅茶、緑茶、赤ワイン、コーラ
食べ物カレー、ミートソース、しょうゆの濃い料理、色の濃い野菜
その他喫煙

具体的な時間は施術内容によって異なります。当院での案内は施術時にお伝えしますので、そちらに従ってください。

外食や会食の予定がある場合は、日程を考えて施術日を決めることをおすすめします。


受けられない場合・慎重に判断する場合

ホワイトニングの前に治療が必要な場合として、むし歯・歯周病・詰め物の劣化・強い知覚過敏の4つを示した図

次に当てはまる方は、施術を受けられない、または事前の確認が必要です。

状態対応
むし歯がある先に治療が必要です
歯周病がある先に治療が必要です
妊娠中・授乳中の方原則として施術をお断りしております。受診時にお申し出ください
詰め物・被せ物が劣化している状態によっては先に交換をご提案することがあります
強い知覚過敏がある症状が強く出ることがあるため、事前にご相談ください
歯にひびがある薬剤が内部に入りやすくなります

ご自身で判断せず、診察時に現在の状態と既往歴をお伝えください。


サロンのセルフホワイトニングにも別のリスクがあります

「歯科医院は不安だからサロンで」とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。ただし、サロンには別の性質の注意点があります。

日本歯科審美学会は、過酸化物からなるホワイトニング剤について次のように説明しています。

(過酸化物からなるホワイトニング剤は)医薬品医療機器等法(旧薬事法)上、医療用具(歯科材料)とされており歯科医師または歯科衛生士の資格を持たない者がこれを用いて施術する事は違法行為になります

出典:歯のホワイトニングについて(一般社団法人 日本歯科審美学会)

そのため、サロンでは過酸化物を使用できません。歯の内部の色を変えることはできず、落とせるのは表面の着色までです。

加えて、口の中の状態を診察する立場にはありません。むし歯や歯周病があっても気づかれないまま施術が行われる可能性があります。

歯科医院サロン
使用できる薬剤過酸化水素・過酸化尿素使用できません
変えられる範囲歯の内部の色表面の着色まで
口の中の診察行います行いません
むし歯・歯周病への対応治療できますできません

それぞれの仕組みや制限の違いを正しく理解したうえで選ぶことが大切です。単に「費用が安いから」という理由だけで判断せず、お口の健康状態を正しく診断できる環境を選ぶことを推奨します。


自由診療であることの確認

ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。全額が自己負担となります。

治療内容:歯の表面に薬剤を作用させ、歯の内部にある着色の原因物質に働きかけることで、歯そのものの色を明るくします。オフィス(歯科医院で行う)、ホーム(自宅で行う)、その併用があります。

費用:当院はルビーコース(1Dayコース)16,500〜43,000円(税込・1回)、エメラルドコース31,000円(税込・全2回)、シルバーコース70,000円(税込・全3回)、ゴールドコース115,000円(税込・全3回)です。詳細は[ホワイトニングの費用についての記事]および料金案内をご覧ください。

リスク・起こりうること(本記事で述べた内容を含みます)

  • 施術中・施術後にしみる(知覚過敏)ことがあります
  • 色ムラが生じることがあります
  • 詰め物・被せ物・差し歯は白くなりません
  • 到達できる白さには個人差があり、期待どおりにならない場合があります
  • 時間の経過とともに色は戻ります
  • 施術後は一定時間、色の濃い飲食物を控える必要があります
  • むし歯・歯周病がある場合は先に治療が必要です
  • 妊娠中・授乳中の方については診察のうえ判断します

デメリットを踏まえたうえで、確認したいこと

受診の際、次のことを聞いておくと判断しやすくなります。

質問何が分かるか
「私の歯で、白くならない部分はありますか」人工物の位置と、色の差が出る範囲が分かります
「先に治療が必要なところはありますか」期間と追加費用の見通しが立ちます
「しみやすい状態でしょうか」事前の対策を相談できます
「被せ物を作る予定がある場合、どちらを先にすべきですか」順番を間違えずに済みます
「どのくらいで色が戻りますか」維持の計画が立てられます

これらは答えにくい質問ではありません。説明を受けたうえで判断するのは、患者さんの当然の権利です。


よくある質問

Q. ホワイトニングで歯が弱くなりませんか。

A. 施術後に一時的にしみることはありますが、多くは時間の経過とともに落ち着くとされています。ただし、もともと歯にひびがある場合や、歯ぐきに炎症がある場合は状態が異なります。診察のうえ判断します。

Q. 前歯に保険の詰め物があります。受けられますか。

A. 受けること自体は可能ですが、詰め物の色は変わりません。周りの歯が白くなることで、色の差が目立つ可能性があります。詰め物の作り替えを含めてご相談ください。

Q. 妊娠中ですが受けられますか。

A. 薬剤の安全性が確立されていないため、原則として施術をお断りしております。妊娠の可能性のある方や授乳中の方は、事前にスタッフへお申し出ください。

Q. どのくらい白くなるか、事前に分かりますか。

A. 到達できる白さには個人差があるため、確約はできません。ただし、シェードガイド(歯の色の見本)を使って現在の色を確認し、目標とする色をすり合わせておくことはできます。施術前後を同じ見本で比べることで、変化を客観的に確認できます。

Q. 一度やめたら、元より黄ばみますか。

A. 施術前より色が濃くなるということはありません。時間の経過とともに、施術前の色に近づいていきます。


まとめ

  • ホワイトニングで白くなるのは、ご自身の歯だけです。詰め物・被せ物・差し歯は変わりません
  • 人工物がある方は、施術後に色の差が目立つことがあります
  • 被せ物を作る予定がある場合は、ホワイトニングを先に行います。順番を逆にすると色が合いません
  • しみることがあります
  • 色ムラが出ることがありますが、多くは時間とともに落ち着くとされています
  • 白さは戻ります。永続する方法はありません
  • 施術後は一定時間、色の濃い飲食物を控える必要があります
  • むし歯・歯周病がある場合は、先に治療が必要です

種類ごとの違いは[ホワイトニングの種類についての記事]、費用は[ホワイトニングの費用についての記事]で扱っています。施術内容はホワイトニングのページをご覧ください。ご相談はお問い合わせから承っています。


監修者

院長:國分 直樹(こくぶん なおき)


参考文献


お知らせ一覧へ