アイコンWEB予約RESERVATION
WEB予約
0248-94-8273
お知らせ お知らせ

Information

2026/07/06

今月の豆知識:冷たいもので歯がしみるのはなぜ?夏に増える“歯がしみる”原因と対処法を解説!

「アイスを食べたときに歯がキーンとした」「冷たい飲み物がしみるようになった」そんな症状はありませんか?

夏は、冷たい食べ物や飲み物を口にする機会が増えるため、“歯がしみる”症状を感じやすい時期です。

冷たいもので歯がしみる原因として最もよく知られているのが知覚過敏です。
しかし、むし歯や歯周病が原因となっている場合もあり、原因によって対処法は異なります。

この記事では、冷たいもので歯がしみる主な原因やおうちでできるセルフケアなどを、わかりやすく解説します。


冷たいもので歯がしみるときに考えられる3つの原因

歯の表面は、「エナメル質」という硬い組織で覆われています。
エナメル質には、外部からの刺激を神経へ伝えにくい性質があります。

一方、エナメル質の内側にある「象牙質」には、小さな穴のような構造があり、冷たいものなどの刺激が神経へ伝わりやすくなっています。

そのため、なんらかの原因で象牙質が露出すると、“歯がしみる”症状が起こります。

象牙質が露出する原因はいくつかあります。ここでは、冷たいもので歯がしみるときに考えられる主な原因を3つ紹介します。


①知覚過敏

冷たいもので歯がしみる原因として、よくあるのが知覚過敏です。
以下のような習慣・状態が続くと、象牙質が露出しやすくなります。


⚫︎強い力での歯みがき
⚫︎歯ぎしり・食いしばり
⚫︎加齢による歯ぐきの下がり
⚫︎炭酸飲料やスポーツドリンクなど酸性の飲み物を頻繁に摂る


知覚過敏の特徴は、冷たいものなどの刺激が加わったときに一時的にしみることです。
刺激がなくなると、比較的早く症状がおさまる傾向があります。


②むし歯

むし歯でも、冷たいものがしみることがあります。

むし歯が進行すると、歯の表面のエナメル質が溶け、内部の象牙質までダメージが及びます。
その結果、冷たいものなどの刺激が神経へ伝わりやすくなり、しみる症状が現れます。

特に、以下のような症状がある場合は、むし歯が関係している可能性があります。


⚫︎甘いものでもしみる
⚫︎歯の色に変化がみられる
⚫︎何もしなくても痛むことがある
⚫︎痛みが長く続く


知覚過敏と異なり、刺激がなくなった後もしばらく痛みが続くことがある点が特徴です。


▶︎詳しくはこちら「Cavity 虫歯治療」


③歯周病

歯周病は、歯垢(プラーク)が原因で歯ぐきに炎症が起こる病気です。
進行すると歯ぐきが下がり、象牙質が露出しやすくなることで、冷たいもので歯がしみることがあります。

また、歯周病は初期段階では気づきにくい病気です。次のような症状がみられる場合は注意しましょう。


⚫︎歯ぐきから出血する
⚫︎歯ぐきが下がってきた
⚫︎歯ぐきが腫れている
⚫︎口臭が気になる


歯周病によるしみる症状は、歯ぐきの状態悪化とともに進行することもあります。
知覚過敏だと思っていても、歯周病が隠れているケースもあるため注意が必要です。


▶︎詳しくはこちら「Periodontics 歯周病」


冷たいもので歯がしみるときに家庭でできる対策

歯がしみる症状は、原因によって歯科クリニックでの治療が必要な場合もあります。
しかし、知覚過敏が原因の場合は、毎日のセルフケアを見直すことで症状の改善が期待できることもあります。


①知覚過敏用の歯みがき粉を使う

知覚過敏によるしみる症状が気になる場合は、知覚過敏用の歯みがき粉を使用する方法があります。
知覚過敏用の歯みがき粉には、象牙質への刺激を伝わりにくくする成分が配合されています。
継続して使用することで、しみる症状が和らぐ場合があります。
ただし、症状が長く続く場合や強い痛みがある場合は、知覚過敏以外の原因が隠れている可能性もあるため、歯科クリニックへ相談しましょう。


②優しいブラッシングを心がける

強いブラッシングは、歯の表面を傷つけたり、歯ぐきを下げたりする原因になります。
その結果、象牙質が露出し、知覚過敏を引き起こすことがあります。
歯ブラシは鉛筆を持つように軽く握り、小刻みに動かしながら優しく磨くことを意識しましょう。


③歯ぎしり・食いしばりに注意する

歯ぎしりや食いしばりは、自分では気づきにくい習慣のひとつです。

歯に強い力がかかり続けると、歯の表面に細かな傷やヒビが生じることがあります。
これにより象牙質が刺激を受けやすくなり、歯がしみる原因になることがあります。

朝起きたときにあごが疲れている方や、歯科クリニックで歯ぎしりを指摘されたことがある方は注意が必要です。


▶︎詳しくはこちら「Teeth grinding 歯ぎしり」


④冷たいもの・酸性飲料の摂り方を見直す

夏はアイスや冷たい飲み物を口にする機会が増えます。しかし、冷たいものを頻繁に摂ると、しみる症状が気になりやすくなることがあります。

また、炭酸飲料やスポーツドリンク、柑橘系飲料などの酸性飲料をダラダラ飲み続けると、歯の表面に負担がかかることがあります。

冷たいものや酸性飲料は時間を決めて摂ることを意識し、水やお茶も上手に取り入れながらお口への負担を減らしましょう。


▶︎もっと読みたい!「冷たいものは我慢しない!歯にやさしい食べ方の工夫を紹介」


⑤症状が続くときは歯科クリニックへ相談する

セルフケアを行っても改善しない場合や、痛みが続く・症状が悪化する場合は、歯科クリニックへの相談をおすすめします。

知覚過敏は歯科クリニックで治療や症状を和らげる処置を行えることもあります。
気になる症状がある場合は、早めに相談しましょう。


冷たいもので歯がしみるときによくある質問【FAQ】


Q.知覚過敏は自然に治りますか?
A.軽度の知覚過敏であれば、症状が自然におさまることもあります。

ただし、歯ぎしりや強いブラッシングなどの原因が改善されなければ、再びしみる症状が現れることがあります。
また、むし歯や歯周病が原因の場合は自然に治ることはありません。

症状が長く続く場合や悪化している場合は、歯科クリニックへ相談しましょう。


Q.冷たいもので歯がしみる原因の見分け方はありますか?
A.ある程度の目安はありますが、自分で正確に見分けることは難しい場合があります。

知覚過敏は、冷たいものなどの刺激が加わったときだけ一時的にしみることが特徴です。
一方、むし歯は甘いものでもしみたり、何もしなくても痛んだりすることがあります。
歯周病では、歯ぐきの出血や腫れ、口臭などを伴うことがあります。

気になる症状がある場合は自己判断せず、歯科クリニックで原因を確認してもらうことが大切です。


<まとめ>歯がしみると感じたら早めの対策が大切です

冷たいもので歯がしみる原因は、知覚過敏だけでなく、むし歯や歯周病が関係していることもあります。

毎日のセルフケアを見直すことで改善が期待できる場合もありますが、症状が続く場合は注意が必要です。

歯がしみる症状が気になる方は、お気軽に当院までご相談ください。
お口の状態に合わせた治療やケア方法をご提案いたします。


【参考記事】

歯とお口のことならなんでもわかるテーマパーク8020 知覚過敏
厚生労働省 健康日本21アクション支援システム ~健康づくりサポートネット~ むし歯の特徴・原因・進行
厚生労働省 健康日本21アクション支援システム ~健康づくりサポートネット~ 歯周疾患の自覚症状とセルフチェック
日補綴会誌 酸蝕症の病態と臨床対応

お知らせ一覧へ